確かにわかりやすくはない。東京の地理にそれなりに手慣れた読者でないと理解できないのではないかと思う。私も何度も読み返した。何度も読み返せるほど謎には奥が深い。東京に来て、もう40年。なぜ池袋サンシャインは駅からこんなに遠いのか、日本一の超高層ビルには、最寄駅がないのか?初めてサンシャインを登ったお上りさんは疑問だらけだった。
丸の内線にできた新駅・西新宿駅。偶然にも開業から1週間後、訪れる機会があり、現物を見てしまった。
ほとんどの人は、地下に無関心が圧倒的。にもかかわらず、この著書にはあえて嘲笑で批評をするものが多いのだろうか。
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帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫 あ 54-1) 文庫 – 2006/1/1
秋庭 俊
(著)
- 本の長さ430ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/1/1
- ISBN-104101263515
- ISBN-13978-4101263519
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/1/1)
- 発売日 : 2006/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 430ページ
- ISBN-10 : 4101263515
- ISBN-13 : 978-4101263519
- Amazon 売れ筋ランキング: - 491,451位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 3,796位紀行文・旅行記
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧な梱包で確実に届きました。どうもありがとうございます。
機会があればまた利用したいです。
機会があればまた利用したいです。
2023年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
着眼点は面白く、全体的に「笑いながら」読みました。
元朝日新聞記者とは思えない文章力に加え、専門知識のなさが随所に見受けられます。
一例を挙げると、構造物の内装が新しいところは新しく作られたところ、という判断をしてしまっています。
リニューアルされた銀座線の駅施設を見て、筆者はどう思うのだろうか。
「戦時改描」ということはあったにせよ、筆者の指摘は、ことごとく妄想です。
元朝日新聞記者とは思えない文章力に加え、専門知識のなさが随所に見受けられます。
一例を挙げると、構造物の内装が新しいところは新しく作られたところ、という判断をしてしまっています。
リニューアルされた銀座線の駅施設を見て、筆者はどう思うのだろうか。
「戦時改描」ということはあったにせよ、筆者の指摘は、ことごとく妄想です。
2010年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
序章で謎を膨らませるのは常套手段だが,その後の展開で読者が納得出来る説明では無いのが残念。
もう少し詳細に説明し,読者を納得させる必要が有る。
続編を作り,詳細説明(特に図(躯体構造図や詳細地図をふんだんに利用し,数年毎の変遷)を,読者に解りやすく説明するべきだと思う。
もう少し詳細に説明し,読者を納得させる必要が有る。
続編を作り,詳細説明(特に図(躯体構造図や詳細地図をふんだんに利用し,数年毎の変遷)を,読者に解りやすく説明するべきだと思う。
2018年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変興味深い内容でした。
読み終えた印象としては、単なる都市伝説などではなく、かなり信憑性のある話だと感じました。内容についての酷評がけっこうありますが、この手の本はこういったこ内容に懐疑的な人はそもそも買ったり読んだりはしないと思うので、これらの酷評には何らかの意図があるのではないかと感じます。ここに書かれている内容を知られたくないという人たちによる、この本の評判を落としめようとす作為を感じました。そういう作為が感じられるので、私などはなおさららこの本の内容に信憑性を感じたほどです。
しかし、残念ながら、文章の分かりずらさには閉口させられます。何を言いたいのか、何の事を言っているのかが不明、または一読しただけでは分からない個所が随所にあります。地図や図面などが出てきますが、それらの図についての説明も同様です。この本を評価している人の多くもこれらの点を指摘しています。(不思議な事にこの本を酷評している人はこの点には触れていません。本当にこの本を読んだのかという疑問がわきます)
著者はジャーナリストですから、もう少し分かりやすい文章を書くように努力すべきだと思います。
編集者の責任も大きいですね。原稿を読んだ上で、著者と話し合いながら読みやすい文章にしていくべきです。それが編集者の大事な仕事ですから。
この本の内容を広く世間に知ってもらうためにも、版を重ねるようなことがあれば、その時にぜひこの分かりにくさを改善してほしいと思います。
読み終えた印象としては、単なる都市伝説などではなく、かなり信憑性のある話だと感じました。内容についての酷評がけっこうありますが、この手の本はこういったこ内容に懐疑的な人はそもそも買ったり読んだりはしないと思うので、これらの酷評には何らかの意図があるのではないかと感じます。ここに書かれている内容を知られたくないという人たちによる、この本の評判を落としめようとす作為を感じました。そういう作為が感じられるので、私などはなおさららこの本の内容に信憑性を感じたほどです。
しかし、残念ながら、文章の分かりずらさには閉口させられます。何を言いたいのか、何の事を言っているのかが不明、または一読しただけでは分からない個所が随所にあります。地図や図面などが出てきますが、それらの図についての説明も同様です。この本を評価している人の多くもこれらの点を指摘しています。(不思議な事にこの本を酷評している人はこの点には触れていません。本当にこの本を読んだのかという疑問がわきます)
著者はジャーナリストですから、もう少し分かりやすい文章を書くように努力すべきだと思います。
編集者の責任も大きいですね。原稿を読んだ上で、著者と話し合いながら読みやすい文章にしていくべきです。それが編集者の大事な仕事ですから。
この本の内容を広く世間に知ってもらうためにも、版を重ねるようなことがあれば、その時にぜひこの分かりにくさを改善してほしいと思います。
2003年1月8日に日本でレビュー済み
通勤には千代田線を使っている。この本も通勤の千代田線の中で読んでいたので、非常に臨場感があるっていうか、時々、天井を見上げたり、床を見下ろしたりして、「この上(下)に、秘密の地下道があったりしてー」とか思いながら読んでいたわけだ。本書でもふれていた国会議事堂前もたまに利用するんで、もう大変。
その国会議事堂前のことについては、以下のような記述がある。
-- 以下引用。
その後、この駅(国会議事堂前)の図面に旧漢字が使われていると気がついた。『建設史』は上・下巻で千ページほどになるものの、「國會」「議員會館」など、旧漢字が出てくるのはこの図面一枚だけだった。
だからといって、旧漢字だけで私は何かを証明しようとは思わない。ただ、仮説を立てるうえでの指針にすることはできた。
おそらく丸の内線の設計士はこの図面をほかの設計士から受け取っている。それだけに書き直すこともできなかった。つまり、この駅は戦前からここにあり、丸の内線の建設時、内装に手を入れて路線の一駅として取り込まれた。(33 ページ)
丸の内線のなかで最も深い駅が国会議事堂前ということになり、ホームがあるのは B2、地下 12 メートルになるのだという。
だが、その後に建設された千代田線の国会議事堂前駅は B6、地下 38 メートルに駅があった。設計士がムダに深い駅をつくるはずもなく、B3、B4、B5 には、おそらく何かがあったということなのだろう。
この地下 38 メートルという駅の深さは、かなり長い間、日本一として知られていた。(34 ページ)
-- 引用終わり
もう、政府も軍も東京都(府?)も鉄道会社までも総ぐるみの陰謀が見え隠れしているわけで、それだけでもハラハラドキドキします。しかも、それがいつも通勤や遊びに使っている地下鉄の壁の向こう側にあるかも知れないというだけで、ワクワクします。もう、ホームから降りて地下道を探索したくなってしまいます。もう少し若かったら、ノクトビジョンとか持って、夜中にでも地下鉄探検なんかしたくなりますね。もしかしたら、地下に住人がいてもおかしくないし、地下の秘密を巡って政府機関と誰かの攻防があったりとか、秘密を知ったために消されちゃった者までいたりいなかったり……、とか、妄想を巡らすにはいいです。
-- 再び引用
『千代田線建設史』にはすでに南北線の溜池山王駅が描かれていた。南北線のほうが新しく建設されたにもかかわらず、千代田線のほうが南北線の下をくぐっていた。このように南北線には普通なら起こらないようなことがいくつか起こっていた。おそらく地下鉄関係者が 7 号線と決めたからには、それなりの理由があったということで、政府が急に建設の順番を変えたため、いろいろと矛盾が現れているのではないだろうか。(188 ページ)
-- 引用終わり
で、思わず、本屋で復刻版の昭和 22 年の「最新大東京全圖」買ってしまった(笑)。
なんていうか、こんなに燃え(「萌え」にアラズ)た本は久しぶりだった。この本を読みこなすには、東京の地理や歴史の知識が多少は必要なんだけど、地図を見ながら読むと楽しい。
その国会議事堂前のことについては、以下のような記述がある。
-- 以下引用。
その後、この駅(国会議事堂前)の図面に旧漢字が使われていると気がついた。『建設史』は上・下巻で千ページほどになるものの、「國會」「議員會館」など、旧漢字が出てくるのはこの図面一枚だけだった。
だからといって、旧漢字だけで私は何かを証明しようとは思わない。ただ、仮説を立てるうえでの指針にすることはできた。
おそらく丸の内線の設計士はこの図面をほかの設計士から受け取っている。それだけに書き直すこともできなかった。つまり、この駅は戦前からここにあり、丸の内線の建設時、内装に手を入れて路線の一駅として取り込まれた。(33 ページ)
丸の内線のなかで最も深い駅が国会議事堂前ということになり、ホームがあるのは B2、地下 12 メートルになるのだという。
だが、その後に建設された千代田線の国会議事堂前駅は B6、地下 38 メートルに駅があった。設計士がムダに深い駅をつくるはずもなく、B3、B4、B5 には、おそらく何かがあったということなのだろう。
この地下 38 メートルという駅の深さは、かなり長い間、日本一として知られていた。(34 ページ)
-- 引用終わり
もう、政府も軍も東京都(府?)も鉄道会社までも総ぐるみの陰謀が見え隠れしているわけで、それだけでもハラハラドキドキします。しかも、それがいつも通勤や遊びに使っている地下鉄の壁の向こう側にあるかも知れないというだけで、ワクワクします。もう、ホームから降りて地下道を探索したくなってしまいます。もう少し若かったら、ノクトビジョンとか持って、夜中にでも地下鉄探検なんかしたくなりますね。もしかしたら、地下に住人がいてもおかしくないし、地下の秘密を巡って政府機関と誰かの攻防があったりとか、秘密を知ったために消されちゃった者までいたりいなかったり……、とか、妄想を巡らすにはいいです。
-- 再び引用
『千代田線建設史』にはすでに南北線の溜池山王駅が描かれていた。南北線のほうが新しく建設されたにもかかわらず、千代田線のほうが南北線の下をくぐっていた。このように南北線には普通なら起こらないようなことがいくつか起こっていた。おそらく地下鉄関係者が 7 号線と決めたからには、それなりの理由があったということで、政府が急に建設の順番を変えたため、いろいろと矛盾が現れているのではないだろうか。(188 ページ)
-- 引用終わり
で、思わず、本屋で復刻版の昭和 22 年の「最新大東京全圖」買ってしまった(笑)。
なんていうか、こんなに燃え(「萌え」にアラズ)た本は久しぶりだった。この本を読みこなすには、東京の地理や歴史の知識が多少は必要なんだけど、地図を見ながら読むと楽しい。
2015年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
専門的過ぎて鉄道ファン向けかなと感じました。
もっと興味がわくような語り口のほうがよいかな。
とても熱心に調べられている印象はあります。
もっと興味がわくような語り口のほうがよいかな。
とても熱心に調べられている印象はあります。
2015年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいるだけで,隠された秘密に触れられる気がしてわくわくする。
人に話しても話題として有効。
人に話しても話題として有効。